母校は「傑出した卒業生リスト」から削除 水原容疑者の“裏切り騒動”に恩師も愕然「まさか。想像もしていなかった」
大谷の“盟友”として名を知られていた水原容疑者。彼の犯した罪の余波は広まり続けている。(C)Getty Images
世間が震撼した騒動の余波は、収まる気配がない。
去る4月12日、ドジャースの大谷翔平の専属通訳を務め、米連邦検察から「銀行詐欺罪」で訴追されていた水原一平容疑者が裁判所に出廷。複数の条件提示を受け、即日保釈されたものの、スキャンダルに対する衝撃は続いている。
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水原容疑者が犯した罪はあまりに深刻だ。専属通訳を務めていた大谷の銀行口座から1600万ドル(約24億5000万円)を不正に盗用。自身が興じていたギャンブルの負債返済のために胴元へ送金していた。
さらに彼が行っていた違法賭博の規模も愕然する領域にあった。2021年の12月からの約2年間で、合計1万9000回もギャンブルを実施し、総損失額1億8290万ドル(約279億8370万円)も生み出していたのである。
現地時間4月11日に公開となった検察側の訴状によって、衝撃的な真実が次々と世間に晒された。そうしたなかで、表立って見えていなかった水原容疑者の“予想外の一面”に、彼を知る誰もが驚きを隠さない。
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