身に染みた仲間の“支え” 大谷翔平が明かした水原容疑者への感情「(親友を)失った以上に支えてもらった人がいる」
計り知れないショックを受けた大谷だったが、水原容疑者に近しい存在だったため、疑念を向けられもした。米連邦捜査局などからの取り調べの結果、ほどなくして身の潔白は証明されるのだが、一部の米メディアやファンは、あらぬ“陰謀論”を唱えた。
そうしたグラウンド外での喧騒が大きくなるなかで、仲間の支えが助けになった。現地時間4月15日には、タイラー・グラスノーが「全員が(大谷に対して)『僕らがついているよ』という感じだった。クラブハウスにいた人間として、彼(大谷)が関わっていないことは明らかだった」と語ったように、チームに騒動について説明と謝罪をしたという大谷をドジャースのメンバー全員が信じていた。
そんな“同僚”たちのサポートを本人は粋に感じている。24日の取材対応で「親友を失ったという感情はあるか?」との問いに、「まだ調査自体は続いているので全部が終わったわけではない」と答えた大谷は、こう続けている。
「(親友を)失った、それ以上に、チームメート、チームもそうですけど、その件以外にも、支えてもらっている人たちがたくさんいる。そこにありがたいなと感じる場面の方が多いかなと思う」
もっとも、水原容疑者がドジャースを解雇され、大谷とのコミュニケーションが「捕りやすくなった」という声は尽きない。デーブ・ロバーツ監督も「緩衝材がなくなった」という独特の表現でプラス面を語っていた。
苦境の中で自身を支えてくれた仲間たち。その周囲との関係性が現在の好結果に繋がっているのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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