大谷翔平はなぜ水原騒動の“標的”になったのか 米紙が独自見解「ミズハラを盲目的に信頼し、金銭に無頓着」

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 ではなぜ、世間の誰もが知る大谷ほどの大物が標的となったのか。米紙『Los Angeles Times』は「ショウヘイ・オオタニのようなスポーツ選手や芸能人が、信頼する人々に金銭的に騙される仕組み」と銘打った記事で、「ミズハラを盲目的に信頼し、金銭に無頓着なオオタニの対応は一見すると一部の人々を不快にさせるものだった。だが、富裕層や有名人が自分たちのお金の動きを詳細に把握していることは珍しい」と指摘。金融ジャーナリストであるダイアナ・B・エンリケス氏の見解を紹介している。

「この手のスキャンダルは何度も何度も繰り返されてきた悲痛な物語だ。業種に関係なく、儲ける才能がありながら、金銭の専門的な知識がなく、突然富を手にした人物は、詐欺の標的となりやすい。

 スポーツ選手であれ、芸術家であれ、外科医であれ、あるいはシリコンバレーの起業家であれ、詐欺師の理想的な被害者は、お金のことを詳しく知らないが、とにかく巨額のお金を持っている。ゆえに『面倒で、複雑で、混乱しそうなことは私に任せて、あなたは偉大になることに全エネルギーを集中させてくれ』と付け込まれる」

 大谷にとって、水原容疑者は単なる通訳を越えた関係性だった。そして、絶大なる信頼関係があったからこそ、二人の間には“隙”が生じていたのかもしれない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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