本当に大谷翔平は何も知らなかったのか? 専属通訳に巨額資金流出問題 「ありえない」といわれる理由とは
そして今後の焦点の一つにいかにして、そのような巨額資金を大谷の口座から動かせたのかという点もある。今回の一件は「Shohei Ohtani」名義の口座から資金が流出されていることが確認されている。
水原氏は米スポーツ専門局『ESPN』の19日(現地時間)に行われたインタビュー内で今回の借金について大谷自身が1度は肩代わりすることを了承、選手自身がパソコンでログインし、相手側の口座に送金していたとした。しかし、明けて20日に水原氏はこれらの発言をすべて撤回、大谷はまったく知らなかったとした。
最近は日米の銀行においてもマネーロンダリング対策に厳しい目が向けられ、巨額の資金を振り込む場合には、携帯電話の追加認証や銀行から本人確認のための手段が取られるのが一般的となっている。そんな中で巨額の資金を本人が預かり知らないまま、動かせるものなのか。日米のSNS上でもこの点に関して「大谷が何も知らなかったとするのは難しい」「本人以外で口座を動かすのはありえない」といった声が上がるなど、その点に注目が高まっているのだ。
水原氏が違法賭博に手を染めていったのは大谷の二刀流が本格化していった時期と重なるという。メジャーでの二刀流達成という前人未踏の道には水原氏の献身的なサポートがあってこそとされているが、その裏で苦しみを抱えていたのか。
その関係性を含め、すべての真実を知るのは大谷本人しかいないだろう。すでに今回の事態について、大谷は「お金を盗まれた」と漏らしたとされているが、だとすればどのような形で水原氏が他人名義の口座にアクセスし、大金が流出したのか。
ドジャースは韓国でのオープニングゲーム2試合を終え、今後は古巣エンゼルスとのオープン戦を戦い、来週末は本拠地でカージナルスとの4連戦を控える。果たして本人が今回の事態に関してどのように言葉を発するのか。また、新たな事実は出てくるのか。厳戒態勢が続く中、今後も注視されそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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