大谷翔平の“100盗塁計画”!? ドジャースコーチも証言 打者専念で生じた試行錯誤の「走塁改革」とは?【現地発】

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ダルビッシュとの対決が注目された開幕戦。そこで決めた盗塁は「走塁改革」の賜物だった。(C)Getty Images

 大谷翔平が新天地のドジャースで華々しいスタートを切った。

 現地時間3月20日に行われたパドレスとの開幕戦では、相手の開幕投手であるダルビッシュ有から、第2打席で初安打と初盗塁をマーク。試合終盤では初打点となる適時打を放ち、今シーズン初のマルチ安打。開幕戦の盗塁も、メジャー7年目で初めてだった。

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 走塁改革の成果をいきなり示した。初安打でスタジアム内のざわつきが収まらない中、相手バッテリーの隙を逃さなかった。3回2死一塁、3番フレディ・フリーマンの初球で二盗。パドレスの捕手ルイス・カンプサーノは慌てて座ったまま送球したが、大谷はその時にはすでに二塁ベースに向かってスライディングしていたほどの余裕を持って成功させた。絶好のスタートを切ったとはいえ、超速の二塁到達だった。

 ドジャースに移籍後、手術した右肘のリハビリと並行し、オフから走塁改革に着手した。加速度や瞬発力の数値データをリアルタイムで確認できる「1080MOTION社」の最新機器を使用。ベルトを巻いた腰にワイヤーをつけて負荷をかけながら、一気に加速する短距離ダッシュに取り組んだ。大谷はキャンプ初日、今後に向けて重視していく点について「走ることと怪我をせずにしっかりと今シーズン乗り切れるようにコンディションを整えたい」と明かした。

 今シーズンは打者専念。打撃だけでなく、走塁面での貢献にも意欲を燃やす。米アリゾナ州グレンデールのキャンプ序盤では、ブルワーズなどで監督を務めたロン・レネキーGM特別補佐らの助言もあり、第1リードの構えを変更。両足は一塁と二塁のライン上に対して並行ではなく、右足を後方へひいたオープンスタンスとなった。スタートを切る左足の1歩目を二塁ベースまで一直線に出来るよう改善。試行錯誤を繰り返した。

 クレイトン・マッカロー一塁コーチとも意見交換を交わす姿があった。同コーチは「走ることにおいて、もっと試合で貢献したいと意欲的になっている。できるだけ早く、トップスピードで走れるように取り組んでいる」と証言。オープンスタンスのリードについては「直線で走れるように、そのスペースを作る。そして、走っている時に身体がブレないようにする」と、利点を明かした。大谷はオープン戦の試合前ウオーミングアップでは必ず、この構えからスタートダッシュを繰り返した。身体をほぐし、ただ走るだけではない。明確な意図で、入念な準備を重ねた。

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