水原元通訳 違法賭博問題 ドジャースにも厳しい目が向けられる理由 「注目を集めたシーン」心配される「すきま風」とは

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 一方、今回のことで後手後手の対応を強いられているドジャースにも厳しい目が向けられている。すでに米メディアでは、昨オフに大谷がFAになるにあたって、水原氏が専属通訳として移籍してくることは想定されていたはずとあって、スタッフの”身体検査”をなぜ行わなかったのかという声が上がっている。

 水原氏が今回の違法賭博の業者と知り合ったのは2021年頃ともされており、球界内の情報にアンテナをはりめぐらせていれば、ここまで被害は大きくならなかった可能性もある。

 そして今回の一件で「蜜月」とされた大谷とドジャースの関係性にも変化が生じそうだ。水原氏が自身のギャンブル依存を打ち明けたとされる20日の試合後のミーティングでは、オーナーのマーク・ウォルター氏が選手たちにこの問題を公表した後に水原氏が謝罪。その後、大谷が水原氏の借金を肩代わりしたとアンドリュー・フリードマン編成本部長が説明を補足したとされる。

 チーム内の1選手にまつわる不祥事にオーナー自身が出馬することは異例ともいえ、それだけ大谷がチームに負担をかけてしまったのは事実。また編成本部長が1度は大谷が借金肩代わりをしたと説明したことで、内々の発言とはいえ大谷の間接的な関与を球団も認識していたことになる。こちらは後に水原氏が大谷の関与はないと発言しているが、今回の事態をめぐってフロントも対応が求められそうだ。

 いずれにせよ、今回の事態はまだ明らかになっていないことも多く、真相究明が待たれる。花巻東高時代から目をかけ、密着マークしてきたドジャースと10年契約を結んだ際には「幸せな結婚」ともいわれたが、まさかのスキャンダルが影を落としている。今後の成り行きも注目される。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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