目立つ水原元通訳問題の不透明さ 大谷翔平に米球界で向けられる疑念を米代理人が指摘「何百万もの陰謀論が広まる」
現地アメリカでもSNS上でもこの点に関して「大谷が何も知らなかったとするのは難しい」といった声が上がる。そうしたなかで、「調査の結果次第だが、現時点の証言からオオタニが処罰を受ける可能性は小さい」と断じた米紙『USA Today』は、数多のアスリートのマネージメントを務めてきた元代理人のリー・スタインバーグ氏の見解を紹介している。
「きちんと調査を受けたうえで、オオタニが本当に何も知らず、問題となっている通訳に資金移動の権限を与えてしまっていたという事実が改めて判明することを願う。ただ人々は彼自身の判断力や、関係性の高い友人を選べるかどうかということに疑いの目を向けるだろう。
野球界がこの問題を大々的に懸念しているのは、様々なスポンサーがギャンブル業界に足を踏み込んでいるにもかかわらず、『プロスポーツの試合で八百長が行なわれている可能性がある』というギャンブルに対するファンの認識があるからだ。きっとオオタニの問題は、ここから何百万もの陰謀論が広まることになる。ただ、真実は思っている以上に単純だ」
いまだ不透明な情報が錯そうしている今回の問題。果たして、一部で疑惑の目を向けられている大谷の身の潔白が証明されるタイミングはいつになるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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