大谷翔平に求められる潔白の証明 米識者がSNSで噴出する“陰謀論”に苦言「オオタニを憎むべきではない」
開幕戦から間もなくしてグラウンド外の騒動に巻き込まれる形となった大谷。(C)Getty Images
ここまでの急転直下の展開を誰が予想しただろうか。現地時間3月20日に韓国・ソウルで行われた開幕戦翌日に違法賭博疑惑が報じられ、ドジャースからの解雇が発表された水原一平氏だ。
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専属通訳を務めていた大谷翔平がドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の超巨額契約を締結してから約4か月。水原氏の置かれた状況は文字通り一変した。米スポーツ専門局『ESPN』などが報じたところによれば、同氏は米連邦捜査局が監視を続けていた南カリフォルニアのブックメーカー(賭け事の取扱業者)にギャンブルで負債をつくり、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金。違法なスポーツ賭博に関与したという。
今回の負債返済の送金について水原氏は「翔平は賭け事にはまったく関与していない」と証言。支払いの理由を本人が把握していないところで行なっていたとしている。しかし、これに疑惑の目が向けられている。
というのも、近年はマネーロンダリング対策に厳しい目が向けられているため、携帯電話の追加認証や本人確認のための手段を銀行側が取るのが一般的。ゆえに今回のような巨額の送金を大谷本人が預かり知らないまま、できるものなのかという謎が深まっているのだ。
すでに大谷の弁護士が所属するバーク・ブレトラー法律事務所の広報担当者は「我々はショウヘイ・オオタニが大規模な窃盗の被害者であることを分かり、この問題を当局に引き渡している」と説明。送金にも関与していないと強調し続けている。