水原氏の違法賭博で揺れる大谷翔平 米記者は処罰の対象となる可能性を語る「奇妙な空白がある」「野球に賭けたかどうか」
さらにマカロック記者は「何が起こっているかが誰にも分からない奇妙な空白がある間は少しずつ物事が進んでいくと思う」と指摘。番組ホストのリッチ・アイゼン氏から「オオタニは何も処分を受けないのだろうか?」という問いには、「何とも言えないが、彼の弁護団が主張しているように、オオタニは単に大規模な窃盗の被害者であるという可能性は大いにある」とし、こう続けている。
「確かにオオタニは理論的に言えば、カリフォルニア州で法的な責任を問われることになるだろうし、MLBからも何らかの処罰を受けてもおかしくはない。ただ、メジャーリーグにはギャンブルに対する明確な規定がある。
そしてそれはミズハラが野球に賭けたのかどうかで大きな違いが生じる。そしてオオタニが出ている試合に賭けていた場合には永久追放だ。もちろん、違法なブックメーカーを利用した場合でもコミッショナーの裁量で処罰の対象になる」
大谷に対する懸念を示唆したマカロック記者は「ギャンブルの世界により深くかかわっていくなかで、このようなスキャンダルが起きたことは興味深い」とも言及。ブックメーカーが各チームのスポンサーや広告等になっている現状をふまえ、「私はスポーツに賭けるのは好きではない。心酔するだけだし、本当に転落しやすい坂道だ。大きな収入を得ている人たちでさえも容易く巻き込まれる。それが今回の一件でハッキリした」と警鐘を鳴らした。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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