英経済紙が突く“核心” 水原氏の違法賭博騒動で大谷翔平の7億ドル契約にもメス「後払い契約はオオタニのアイデアだったのか?」
一方で同紙はいまだ不透明となっている問題の「核心」に迫る。先述の大谷の声明を紹介したうえで「彼の説明を信じるなら、最終的な結論は、彼もミズハラの見事な詐欺の犠牲になったということかもしれない。だが、未解決の問題は思っているよりも切迫している」と切り出し、こう疑問を投げかけている。
「どのようにして金は盗まれ、どのようにしてオオタニの銀行口座の管理はミズハラに譲られたのだろうか? もしも彼が友人に嘘をつかれていたと実際に気づいたのなら、ミズハラとの職業上における他の関係についても調査を開始しているのだろうか?
そしてオオタニがドジャースと契約交渉を行っている間に、ミズハラはメインのパイプ役だったのだろうか? もしそうならば、7億ドルの大半が後払いになるという契約において、ミズハラが条件を提示したことはなかったのだろうか? あの後払いの契約はオオタニ自身のアイデアだったのだろうか?」
MLBを取り仕切るロブ・マンフレッドコミッショナーも「(捜査が)短くなることを願っているが、分からない」と公言する。そうしたなかで、新たな供述が待たれる水原氏の足取りは不透明まま……。問題がクリアになる道筋は見えていない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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