大谷翔平は適応できるか 大投手カーショウも指摘したスキャンダルが生んだ“異様な環境”「あれは狂ってる。彼に罪はない」

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ドジャース移籍後、注目を浴びない日はない大谷。(C)Getty Images

 球界屈指の人気球団に、「史上最高額」で迎え入れられた影響はもはや計り知れない。昨年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の超巨額契約を締結した大谷翔平だ。

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 プロスポーツ史上でも最高額となった契約により、大谷は春先のキャンプイン前からファンやメディアから特大の期待を集めてきた。一方で彼に対する人々の関心は沸騰。一挙手一投足があらぬ喧騒や論争を生んでいる傾向も強まっている。

 スーパースターだからこその難しい立場が顕著に浮かび上がったのが、2018年から専属通訳を務めてきた水原一平氏が違法賭博に関与していたという一大スキャンダルだ。

 文字通り世界を騒然とさせた。同問題は、かねてからギャンブルにのめりこんでいたという水原氏が大谷翔平名義の口座から違法賭博の胴元に、少なくとも450万ドル(約6億8000万円)もの巨額資金を送金。これについて水原氏が、大谷自身が口座にアクセスし、借金を肩代わりしたと米スポーツ専門局『ESPN』のインタビューで告白し、二刀流スターも“渦中の身”となった。

 水原氏の証言について大谷は先月25日に開いた声明発表会見で「彼(水原氏)の借金返済に同意していませんし、ブックメーカーに対して送金をしてくれと頼んだことも、許可したことももちろんない」と釈明。さらに「彼に嘘をつかれていたと初めて知り、ドジャースの皆さんと、弁護士に連絡した」と赤裸々に明かした。

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