「あの事故も完全に忘れていた」開幕戦の失意を払拭したハジャーの評価がうなぎ上り 将来的なレッドブル昇格にも意欲「自分で確かめたい」
また、2・3戦では現チームメイトのリアム・ローソン、そしてレッドブル昇格となった角田裕毅といった、グループ内の先輩ドライバーを上回る結果を残した。それらの内容により、周囲からの反応も変わってきたとハジャー本人が明かしている。
「いつだって自分自身にプレッシャーをかけている。今は他人からの期待も少し高くなっているかもしれないけど、自分がやることは変わらない」
さらに、アクシデントに泣いた開幕戦から現在までの心境として、「中国ではすぐにペースを取り戻せたし、あの事故のことも完全に忘れていた。それが自分にはできるって分かっている。今回ポイントを取れたことで、確かに少し自信にはなったよ」などと語ったという。
そして、すでに今後のレッドブル昇格についての可能性が囁かれていることについても、20歳は意欲的な言葉を並べている。「正直に言うと、マックス(・フェルスタッペン)の隣に座るのは本当に大変そうにみえる」と話している一方で、「でも、それを見て余計に行きたくなった。『何が起きているんだろう?』って、自分で確かめたくなるんだ」とも述べている。
過去2レースでは、速さとともに安定感ある走りで自身のポテンシャルの高さを示したハジャー。スター性も備えるルーキーは新シーズンを盛り上げるべく、眩い輝きを放ち続けている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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