日米野球 過去の戦績 〜ハンター野球団からライアン・ハワードまで
ところが、過去16回の日米野球で、日本チームが勝ち越したのはその14年も含めてわずか2回しかない。
残るもう一度は1990年。全日本は4勝3敗1分けで初のシリーズ勝ち越しを成し遂げた。巨人・桑田、巨人・宮本、近鉄・野茂、オリックス・山沖が勝利投手となり、開幕4連勝。第6戦が引き分けとなり、大会の礎となる31年から足かけ59年でようやく悲願を成し遂げた。
過去を振り返ればその31年は0勝17敗。続く34年も0勝16敗と、日米の力の差は圧倒的だった。
しばらくの中断期間に入ることになった2006年の日米野球でも、ライアン・ハワード(フィリーズ)らの豪打の前に5連敗でシリーズは幕を下ろした。
何事も勝負事には熱くなり、勝つことに執着するのが米国人であり、大リーガーなのだ。
3連勝でシリーズ勝ち越しを決めた前回大会も、その第3戦は楽天・則本、オリックス・西、西武・牧田、ロッテ・西野の4投手による継投ノーヒットノーラン。これがメジャー選抜のプライドに火をつけた。残る2試合は本気を出した選抜に2連敗して終えた。
稲葉監督は2020年東京五輪へ向けた「強化の場」としつつも「すべて勝つ。全勝にはこだわります」と前回大会超えを狙っているという。過去の戦歴では圧倒的に不利な世界最強軍団との勝負。東京五輪へ向けはずみがつく「結果」は得られるのだろうか。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]