「手を抜くのではないか」独走状態の森保ジャパンに中国メディアが懸念 日本のW杯出場決定後に「大きな不利益を被ることになる」
さらに、「実際、日本には『手を抜く』前例がある。2018年ワールドカップ最終予選では、最終戦でサウジアラビアに0-1で敗れた際に、手を抜いたのではないかとの疑惑が浮上した」などと回想。加えて、前回のカタールワールドカップの予選でも出場権を確定させた後、ベトナムとの最終戦が1-1のドローだったとして、同様の展開が起こる可能性があると強調。「次の試合で日本が出場を確定させた場合、来年6月に予定される最終2試合では主力選手を招集せず、控え選手や若手を試すことが考えられる」と見通している。
また今回、日本の最終戦がインドネシアとのホーム戦であり、「主力選手が出場したとしても、怪我を避けたいという思いから全力を出さない可能性がある」と予想。続けて、「日本が最後の3試合で本当に手を抜けば、中国のワールドカップの夢は早々に潰えてしまう」などと悲観的な見解を綴っている。
その上で同メディアは、中国が残り4試合をすべて勝利すれば問題無いと説きながらも、「しかし、彼らにそれだけの力があるだろうか?」と問いかけながら、トピックを結んでいる。
中国メディアの訴えはあくまでも「可能性」を指摘するものであり、もちろん日本の予選突破もまだ決定していない。だが現在、森保ジャパンがみせつけている盤石の強さ故、同居する国々にとっては複雑な感情を抱いてしまうのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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