卓球王国、打倒中国のキーパーソンは? 元世界ベスト8が語る日本女子代表「トップ5の凄み」

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エースに成長した早田を筆頭に、日本勢は着実に力をつけている。(C)Getty Images

 続いては、巧みなサービスとダイナミックなバックハンドを武器に世界ランキングを半年で125位から8位までジャンプアップさせた大藤沙月(20歳/ミキハウス所属/WR8位)。ダブルスでも横井咲桜(ミキハウス)と組んでアジア選手権優勝などの好成績を残し、女子ダブルス世界ランキングでは1位になっている。

「大藤選手の特徴はサービス。同じフォームで違う回転を出すのがうまく、回転量の差はそこまで大きくはないのですがかなり取りにくい。またバックドライブも大きな武器で、あそこまでパワフルに振れる女子選手はなかなかいません。サービスがうまいので相手のレシーブがバックサイドに集まりやすく、しかも3球目バックドライブも威力がある。だから相手としては“いいレシーブをしなければ”と固くなり、さらにサービスが効きやすくなるという相乗効果があります」

 4人目は東京五輪の混合ダブルスで日本卓球界初の金メダルを獲得した伊藤美誠(24歳/スターツ所属/WR9位)。パリ五輪の代表争いに敗れ、不調の時期もあったものの「大魔王」と呼ばれた以前の強さを取り戻しつつある。

「最近の試合を見るとまたスマッシュが増えている印象です。一時期はドライブを多く使っていましたが、左右に大きく振り回されたり、後ろに下げられる苦しい展開になりやすかった。今は回り込んで攻めるときはほぼスマッシュで、足の動きもいいし、前より俊敏になっている感じがあります」

 また伊藤はバック面に独特の回転を生み出す表ソフトラバーを貼る異質型で、鋭さと回転の変化を兼ね備えたバックハンドも武器のひとつ。何度も対戦経験のある加藤さんも「個人的にはレシーブでのバックフリックが怖かったですね。少しでもサービスがあまくなると一発で打ち抜かれてしまいますが、あれは絶対取れません」と語った。

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