大谷、ダルは別格!? 総じて低調で瀬戸際に立たされている日本人メジャーリーガーたち

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(C)Getty Images

 エンゼルス・大谷翔平は29日のブルージェイズ戦で今季2度目のマルチ本塁打をマーク。10、11号を連発し、今季は「飛ばないボール」に苦しみながらも奮闘している。だが、他の日本人大リーガーは軒並み苦闘を余儀なくされている。

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 4月の月間最優秀新人に選ばれるなど、華々しいデビューを飾ったカブス・鈴木誠也だが、強烈な逆噴射で急失速。ここまで41試合で打率・245、4本塁打、21打点、3盗塁の数字は満足のいくものではない。

 さらに26日のレッズ戦では、盗塁した際に左手薬指を負傷。そこから欠場が続いており、30日には10日間の負傷者リスト(IL)入りしてしまった。27日にさかのぼっての措置になり、復帰は早くても6月6日以降となる。

 開幕4番としてメジャー3年目をスタートさせたパイレーツ・筒香嘉智は打撃不振が続き、いつ戦力外として40人枠を外されてもおかしくない瀬戸際に追い込まれている。

 今季は35試合で、自身ワーストに近い打率・177、2本塁打、15打点。27日には腰の筋肉損傷を理由に10日間のILに入れられた。25日にさかのぼって適用され、こちらは復帰は早くて6月4日以降だ。

 昨季はレイズ、ドジャースと転々とするも振るわず、パイレーツ移籍後に43試合で打率・268、8本塁打、25打点とようやくメジャーに適応する兆しをみせた。パイレーツもそこに期待し、年俸400万ドル(約5億円)の1年契約で残留オファーし、いよいよ真価が問われる大事なシーズンだった。

 レッドソックス・沢村拓一も苦しい状況が続いている。今季はチームで5番目に多い19試合に投げ、0勝1敗、防御率3・18。数字上の見栄えはそう悪くはないが、いわゆる敗戦処理に近く、勝ちパターンの救援陣には入っていない。28日には再調整のため、傘下3Aのウースターに降格。首脳陣の信頼が薄いことは明白で、故障以外でのマイナー行きはメジャー2年目で初めてだった。

 チームに新型コロナウイルスに関するIL入りした投手が出たため、わずか2日でメジャー復帰して、30日のオリオールズ戦に早速登板したが、0-4の5回途中というビハインドでの場面。2回を無安打無失点に抑えたのだが、評価が急変することはなく、置かれた立場は厳しいままだ。





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