ジンクスを吹き飛ばせ!神宮大会V校が翌春センバツV校になれない理由とは?
2001年の報徳学園しか「秋春連覇」を成し遂げていない
以上、19例の中で、そこそこ勝ち進むものの、卒業後に早稲田大を経て千葉ロッテ入りする大谷智久がエースを務めた2001年神宮王者の報徳学園しか、「秋春連覇」を成し遂げられていないのです。
理由はいろいろ考えられますが、神宮大会からセンバツまでは4か月と長いブランクが空くこともその一つに挙げられます。
神宮大会の模様はCS中継されますので、録画された各選手の映像も対戦校には出回りやすく、試合当日までには丸裸にされることもしばしばです。
またスポーツマスコミは冬場、ネタ枯れの時期。「秋の日本一チーム」には当然、オフシーズンも取材が相次ぐため、「報道をプレッシャーではなく、力に変えていく」したたかさも求められます。2000年以前では、1997年の神宮大会を制して、そのまま1998年の春夏甲子園連覇を達成した、怪物・松坂大輔を擁する横浜がまさにそのような「加熱報道すらも味方に巻き込む」チームだったと伝えられています。
来年、中京大中京がこのジンクスを破り、春の頂点に上り詰めることができるか、今から楽しみでなりません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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