大人の事情にも左右される春のセンバツ甲子園選考・・・過去10年「関東VS東京」どちらが有利?
12年から17年までは、関東と東京が交互に選ばれたが、ここ4年は連続当選している関東が優勢だ。14年から3季連続で東京準優勝の二松学舎大付は、☓○☓で1勝2敗。数字的には分が悪いが、視点を変えれば、2年連続して選ばれたチームはない。その点、東海大相模は昨年も「最後の1枠」で当選しているため、選考にどう影響するか。
過去10年で複数回登場する高校を見ると、3度出てくる横浜は全勝負けなし。ただ、19年は関東大会8強でコールド負けしたにもかかわらず、最後の1枠に選ばれた史上初のチームとなった。優位とみられた他校が落選し、SNSで「理不尽」「忖度(そんたく)」などと大荒れだった年もある。
甲子園も興行イベントのため、全国優勝経験のある名門校や、プロ注目選手が出場するほうが話題を集め、集客力を期待できる。センバツは選考基準が明確でなく、選考委員の主観も入るため、誰もが納得できる選考結果にならないケースがある。
ビッグネームの東海大相模か、5年ぶりに東京から二松学舎大付か。当落線上の争いが激しいほど熱を帯びる予想合戦が、高校野球ファンの楽しみでもある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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