三笘薫の“ブライトン残留”に賛否両論 サウジからの140億超えの巨額オファーを断った判断に「狂気の沙汰」の声も

アル・ナスルからの三笘に対するオファーを、ブライトンは断固として拒否した。(C)Getty Images
三笘薫への驚愕オファーを拒否したクラブの判断が賛否両論を呼んでいる。
プレミアリーグのブライトンは、サウジアラビアの強豪アル・ナスルによる三笘獲得の再三再四のオファーを拒否。英公共放送『BBC』などが現地時間1月31日に伝えたところによれば、9000万ユーロ(約144億円)に500万ユーロ(約80億円)のオプションが付帯するメガオファーにも「断固として(売却しないという)決意は揺らがなかった」という。
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現在27歳の三笘はブライトンにとって絶対的な主力であり、今季に発足したファビアン・フルゼラー新監督のチームにあっては攻撃の核ともなっている。また、27年6月までの契約を結んでおり、放出を急ぐ必要はないという背景はある。
しかし、9000万ユーロ(約144億円)+500万ユーロ(約80億円)という大型オファーが舞い込む機会は稀。当然ながら売却益は相当なものが見込めるため、一部のファンからは「売るべきだった」「ブライトンは何を考えているんだ?」といった指摘が殺到。X上のコメントの中には「拒否するなんてどうかしている」「怪我がちな27歳に、合計9500万ユーロは完全に法外な金額。売らないのは狂気の沙汰」といった辛辣な意見も目立った。
一方で、目のくらむようなオイルマネーを前にして、頑なな姿勢を崩さなかったブライトンを称える声もある。米メディア『The Athletic』は「夏は、また状況が違ってくるかもしれない」と前置きした上で、こう評価している。
「ブライトンの選手売却に関する方針は一貫している。入札額とチームが置かれた状況の両方が満たされない限り、どんな相手とも絶対にビジネスには応じない。今シーズンのブライトンの目標はプレミアリーグで上位に入り、ヨーロッパの大会への出場権を再び獲得することにある。そのためには、どれだけ金額を積まれたとしても、チームのキーマンとなっているミトマをシーズン途中の1月に失うわけにはいかなかった。彼らはそれを貫いた」