功労者は続々退団でささやかれる「非情さ」も【楽天・石井GM通信簿・後編】
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楽天の石井一久GM兼任監督(49)が、来シーズンから「監督専任」になる。GMとして18年9月就任から手がけた補強を振り返り、独自の視点でカテゴリー別に採点(A~C評価)してみた。
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【石井GMが携わった主な外国人補強】
19年
ブセニッツ、ブラッシュ、ヒメネス
20年
シャギワ、ロメロ(オリックス)
21年
コンリー、カスティーヨ、ディクソン
22年
ギッテンス、マルモレホス
◆助っ人補強=「C評価」
メジャーでのプレー経験もある石井GMは米球界に太いパイプを持つといわれているが、外国人助っ人は当たりが少ない。22年はギッテンス、マルモレホスがともに期待外れ。外国人が機能しないため、浅村ら主力打者へのマークが厳しくなり、シーズン終盤に失速したチームは2年ぶりBクラスの4位と苦戦する要因になった。
オリックスで実績のあったロメロ以降、助っ人野手はここ2年、規定打席に到達できていない。投手では中継ぎで唯一、安定した活躍を見せていたブセニッツが今季限りで退団。海外で実績があっても、日本で適性があるかどうかの見極めは難しく、新外国人の補強には苦戦が続いている。
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