功労者は続々退団でささやかれる「非情さ」も【楽天・石井GM通信簿・後編】

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【石井GMが参加したドラフト】

18年
1位 辰己涼介(立命館大)
【抽選=大阪桐蔭・藤原×、辰巳○】
2位 太田光(大阪商大)
3位 引地秀一郎(倉敷商)
4位 弓削隼人(SUBARU)
5位 佐藤智輝(山形中央高)
6位 渡辺佳明(明治大)
7位 小郷裕哉(立正大)
8位 鈴木翔天(富士大)
<育成>
1位 清宮虎多朗(八千代松陰高)
2位 則本佳樹(山岸ロジスターズ)

19年
1位 小深田大翔(大阪ガス)
【抽選=大船渡・佐々木朗×、小深田を単独指名】
2位 黒川史陽(智弁和歌山高)
3位 津留崎大成(慶応大)
4位 武藤敦貴(都城東高)
5位 福森耀真(九州産業大)
6位 滝中瞭太(ホンダ鈴鹿)
7位 水上桂(明石商高)
<育成>
1位 江川侑斗(大分高)
2位 小峯新陸(鹿児島城西高)
3位 山崎真彰(ハワイ大)
4位 沢野聖悠(誉高)

20年
1位 早川隆久(早大)
【抽選=早川○】
2位 高田孝一(法政大)
3位 藤井聖(ENEOS)
4位 内間拓馬(亜細亜大)
5位 入江大樹(仙台育英高)
6位 内星龍(履正社高)
<育成>
1位 石田駿(BC栃木)

21年
1位 吉野創士(昌平高)
2位 安田悠馬(愛知大)
3位 前田銀治(三島南高)
4位 泰勝利(神村学園高)
5位 松井友飛(金沢学院大)
6位 西垣雅矢(早大)
7位 吉川雄大(JFE西日本)
<育成>
1位 宮森智志(高知ファイティングドッグス)
2位 柳沢大空(日大藤沢高)
3位 大河原翔(東海大山形高)

22年
1位 荘司康誠(立教大)
【抽選=荘司○】
2位 小孫竜二(鷺宮製作所)
3位 渡辺翔太(九州産業大)
4位 伊藤茉央(東農大北海道オホーツク)
5位 平良竜哉(NTT西日本)
6位 林 優樹(西濃運輸)
<育成>
1位 辰見鴻之介(西南学院大)
2位 古賀康誠(下関国際高)
3位 竹下瑛広(函館大)
4位 永田颯太郎(国立台湾体育運動大)

◆ドラフト補強=「B評価」
石井GMは18年の就任からドラフト会議には5度立ち会った。そのうち1位入札で競合した抽選には3年連続でクジ引きに参加。ロッテ入りした藤原と佐々木朗を外したものの、辰巳と早川を引き当て、4戦2勝とクジ運の良さを発揮している。(22年のクジ引きは米田球団社長に譲った)
現時点で戦力となっているのは辰巳、小深田、早川のドラフト1位組。19年6位の滝中は、2年目に10勝をマークした。ルーキーでは中継ぎで21年6位の西垣、育成1位の宮森といった下位指名が台頭したのは嬉しい誤算だろう。

 ただ全体的には若手が成長途上で、高齢化する主力を脅かすまでには至っていない。ドラフトを評価するのは数年先になるが、課題は育成面。不足している右打者、とくに高校生出身選手の飛躍が期待される。

◆功労者の退団「C評価」
石井GMの在任時、球団創設初期を支えた功労者の流出が相次いだ。生え抜き選手で初めて1軍監督に就任し、前年最下位から3位に押し上げた平石洋介監督を解任したのも石井GMだった。13年の日本一メンバー嶋基宏は事実上の戦力外となり、ヤクルトで現役を終えて指導者になった。先発ローテの美馬学はFAでロッテに移籍。ドラフト1位で期待されたオコエ瑠偉は、今季から導入された「現役ドラフト」で放出した。

 チーム改革のため、非情に徹して「血の入れ替え」を行えば、賛否の声があがるのは当然。歴史の浅い球団で、温かく選手を見守ってきたファンにとって、石井GMの球団経営はドライに見えるかもしれない。「中長期的に優勝を目指せるチームにする」と一貫してきただけに、監督選任となる石井監督は優勝という結果を出してファンを納得させるしかない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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