「結果が出ず、人が去っていった」投手の復活劇
連続で結果を出していかないといけない
プロ入り6年、いい思いも、悔しい思いも重ねてきたチームの中堅選手。中継ぎとしての重責を担うための、心と体の整え方の秘訣は?
「今までこれだけ失敗してきているので、ある程度の開き直りと、試合に入るまでの準備です。準備はガチガチではないですけど、ある程度ルーティーン化していました。例えば18時からの試合だったら9時〜10時に起きて、そこから18時までに自分の体をしっかり仕上げて、というのをすごく大事にしてきました。143試合、全試合で。マウンドでパフォーマンスを100%出すために、練習は手を抜かずにしようと思っていましたね。」
「中継ぎに転向してからは練習内容も変わりましたね。僕の場合、体が小さいから体全体を使わないといけないので、瞬発系の動きを多く取り入れるようにしました。100パーセントの力を試合前に出してから、出力を一回あげてから試合に臨むということをするようにしていましたね。」
初めてリリーフとしてシーズンを戦いきったこのオフには年俸も大幅アップし、その活躍ぶりを証明した。新たなシーズンに向けて、すでに自主トレもスタートしている三嶋選手に決意を聞いた。
「また勝負の年が始まるなと思いますね。連続で結果を残さないといけない世界なのに、僕はそれを今までできていなかった。 去年はある程度自分を見せられた年だったと思うので、今年はそれを証明する1年だと思っています。一軍で戦力になれるようにしっかりと頑張りたいです。個人として具体的な数字とかは決めていないですが、自分の持ち味を出していきたいですね。チームとしては去年1年間優勝したいとみんなで一致団結していたので、その気持ちは引き続き持ち続けていきたい。年齢が若い選手が多いから勢いのあるスタイルをドンドン出して、ベイスターズを本気で優勝させられるように、しっかり頑張っていきたいなと思っています。」
どん底を味わい、もがきながらも、一つ一つ信頼を重ねて手にした飛躍の一年。いい時も悪い時もあったからこそ得た自信と覚悟をボールにのせて、2019年も躍動する。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]