巨人・岡本和に「ダイエット指令」が飛ぶ舞台裏 体重増で起きた「副作用」とは
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5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人で各選手がV奪回を誓っている。
中でも巻返しを強く誓ったのは若き主砲、岡本和真内野手(26)だ。開幕直後の3、4月は10本塁打をマーク、月間MVPを獲得と好調だったが、5月は月間打率1割8分と急降下。時を同じくして主力の坂本、吉川が相次いで故障で戦列を離れたことも重くのしかかった。「自分が結果を出さないと」と責任感の強い岡本和は自身を追い詰めていったという。
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岡本和はシーズンを振り返ってこんな言葉を残している。
「僕が打っていれば勝っていた。すごい迷惑をかけた。やり返したい」
不振は長引き、8月中旬からは4番の座を中田に譲った。チームを引っ張る4番の役目を最後まで果たせなかった。
そんな岡本和にはチーム内外から「ダイエット指令」が出ている。
今季は従来から6キロ増やした迫力ボディーでシーズンに臨んだが、打撃、守備でもキレを欠いたことが指摘されている。今季は140試合に出場し、打率・252、30本塁打、82打点。
「元々打撃技術は高いが、打てる球の見極めができず、下半身に粘りもなくボール球を振らされる場面が目立った。守備でもスローイングに不安定さが目立った」(球界関係者)
三塁手としての守備も今季は8失策と倍増。昨季は4失策で三塁手として初のゴールデン・グラブに輝いただけに、体重増の「副作用」は明らかだった。