井岡一翔、待望のエストラーダ戦実現ならず 海外メディアでは「同情せざるを得ない」の声も
井岡が望んだエストラーダ戦は実現しなかったが、本人はチャンピオンとして戦い続けることを選んだ(C)Getty Images
11月27日、プロボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者、井岡一翔(志成)が都内で記者会見を開き、大晦日に東京の大田区総合体育館で同級8位のジョスベル・ぺレス(ベネズエラ)と防衛戦を行うことを発表した。
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井岡はこれで、6年連続12度目の大晦日のリング。昨年はWBO・WBA世界スーパーフライ級統一戦として、ジョシュア・フランコと2団体王座を賭け熱戦を繰り広げての両者ドロー防衛という決着に終わった。今年に入りWBO王座を返上し、6月に再びフランコとのダイレクトリマッチに臨んだ。体重超過となったフランコを相手に3-0で判定勝利を飾り、WBAのベルトを腰に巻いた。
プロキャリア34戦目となる一戦を、日本の“風物詩”となった大晦日での防衛戦というシチュエーションで迎える井岡。しかし、海外メディアからの反応の中には、井岡自身が対戦を熱望し、試合実現へ動いていたとされるWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダとの統一戦が行われないことを強調する声も聞こえている。
米国ボクシングサイト『SBNATION Bad Left Hook』では、井岡対ペレス戦決定を伝えるトピックの中で、「WBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダとの統一交渉が資金面で決裂した」と綴っている。