「もし3度目の対戦があるならば…」井岡一翔、判定負けも試合内容を評価する声「年間最高試合候補にふさわしいものだった」
開始直後より打ち合いとなった展開に、「試合は序盤からアクションの連続だった。マルティネスは今回もハイペースでプレスをかけ、イオカは巧みなボディ攻撃で応戦した」と説きながら、試合前半を振り返り「フルラウンドまで持たないのではないかという空気もあった」などと綴っている。
また、相手の攻撃に耐える時間も多かった井岡の戦いぶりについては、「ストップ寸前かと思わせる場面もあったが、イオカは誇りをかけて見事なカウンターを返し、試合は続いた」と回想する。
さらに、10回のダウンシーンでは、「予想外にもイオカがマルティネスからダウンを奪った」と評している他、最終盤の攻防も、「ラストラウンドは、まさに全力のぶつかり合いだった」と伝えている。
同メディアは、この試合について改めて振り返り、「マルティネスはこれでイオカに対して2戦2勝となったが、もし3度目の対戦があるならば、ファンは確実に観戦するだろう。今日の素晴らしい一戦は、年間最高試合候補にふさわしいものだった」などと総括。激闘を演じた両者を称えている。
昨年7月の対戦から、年末の再戦が予定されていた中でのマルティネスのインフルエンザ感染による試合中止を経て、再び相まみえた両者の一戦。前回以上に白熱する内容となったことはもちろん、まさに多くのボクシングファンの胸に刻まれる名勝負が繰り広げられた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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