”勝負に徹する”立浪監督の3年目 今季の中日が「明るい」と言えるいくつかの理由

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■岡林、石川昂、高橋宏がいなくても…

 岡林勇希がケガをしても三好大倫。石川昂弥が不調なら高橋周平。髙橋宏斗がピリッとしなかったら涌井秀章ーー。

 上記の岡林・石川昂・髙橋宏は若くして人気と実力を兼ね備えているが、開幕は全員2軍スタートの模様。他にも根尾昂や龍空、石橋康太などのプロスペクトも開幕1軍の可能性はほぼ皆無。そんな状況でも中堅・ベテランが代役以上の活躍を見せて、オープン戦の好成績に繋げた。

 岡林のケガは仕方ないところだが、石川昂と髙橋宏は昨季までなら我慢して使われ続けた選手。その我慢と引き換えに将来の大成を見込むものだが、就任3年目の立浪和義監督はそれを良しとせず状態の良い選手を使う方針を示した。いわば勝負に徹する姿勢を示したのだ。

 選手の頑張りと首脳陣の姿勢、適切な運用。これがシーズン中も継続されれば、2024年の中日ドラゴンズは明るいものになるのではないか。





[文:尾張初]

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