日ハム・杉谷は栗山監督の「置き土産」? 退任発表の日に打率1割未満の杉谷起用で波紋広がる
一方で退任が決まった監督は「置き土産」として、今後につながる次世代の選手を起用することは一般的だ。たとえば、16日のヤクルト・中日戦。退任が決まっている中日・与田監督は今季初めて「1番・遊撃」でプロ3年目の根尾を起用。今季前半戦は外野手として一軍に帯同しながら結果を残せなかった根尾に対して本人希望のポジションでチャンスを与え、根尾もこの試合で1点ビハインドの5回2死二塁から殊勲の同点打をマークとしっかり結果を残した。この日のオーダーは「1番・根尾」、「2番・岡林」。ヤングドラゴンズの躍動には中日ファンも大喜びとなった。
一方の栗山監督はこの日の試合前の全体練習時に選手に向けて「今日から来年は始まっている」とスピーチ。チームは15日に3季連続のBクラスが決定したとあって、退任の挨拶として、「チームとしての方針をしっかり示さないといけない」と残り試合に賭ける意気込みを語った。
その意味では果たして今年でプロ13年目を迎える杉谷の最終打席が来季につながる「チームとしての方針」にあたるのか。残り10試合、17日には斎藤佑樹の引退試合、19日の西武戦は松坂大輔の引退試合とセレモニー的な色合いの試合が多くなるが、栗山ハムの「置き土産」にも目を光らす必要はありそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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