日本ハム・杉谷 打率1割未満の一軍昇格で波紋 来季へ生き残りを賭けた最後の戦いか
日本ハム・杉谷拳士内野手(30)が10日、出場選手登録された。
今年でプロ13年目を迎え、チームのムードメーカーとしてもしられる杉谷は、ここまで打率・078(51打数4安打)と低迷。9月1日に出場選手登録を抹消されていた。
一方、レギュラ―シーズンで打率1割に満たない選手を一軍昇格することで様々な憶測を呼んでいる。
「本来、残り試合も少なくなったこの時期の下位チームの選手昇格というのは、来季への選手の見極めの意味合いが強い。杉谷は今季ここまで成績を残せていない。来季の生き残りに向けて、ラストチャンスとなるかもしれない」(球界関係者)。
今季チームは8月の中田移籍なども伴い、若返りを図っている最中。野手では野村、高濱、浅間などがレギュラーに定着。そんな中でのベテラン昇格には「以前からいわれているが、課題が多いとされる未完の大器、清宮をなぜ上げないのか。栗山監督は『本人に課題は伝えてある』とするが、終盤、特に優勝争いをするチームとの試合は若手にとって勉強になることも多い。自分にとって何が足りないのかを肌で感じるいい機会にもなる。清宮を何とかしたいと本気で考えるならば、この時期を逃す手はないはずだが・・・」(同)。
1 2