今季で契約が切れるツインズ・前田健太に球界OBから指摘される日本球界の「復帰先」とは

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 またメジャー帰りで結果を残したといえば、広島には黒田博樹氏の前例もある。前田と同じくエースとしてチームを支え、その後、海を渡り、ドジャース、ヤンキースで活躍した黒田氏が2014年オフにチームに電撃復帰した際は大きな話題となった。

メジャーからの高額オファーがありながらも、それらを蹴って、復帰を決断。復帰理由には古巣への恩義を伝えたことで〝男気復帰〟ともいわれ、同時期に復帰した現監督の新井氏とともに投打を盛り立て、2016年の25年ぶりのリーグ優勝に結びつけたとされる。

 高木氏も当時に関して「黒田が帰ってきていろんないいものを投手陣たちに教えながら、優勝していった」と振り返った上で、前田についても「マエケンが帰ってきたら広島がそうなりそうな気がするよな。いいものを持ち帰ってくるような気がする」と〝黒田ロード〟の踏襲を期待した。チームは現在も大瀬良大地、森下暢仁、床田寛樹、九里亜蓮と投手王国を築いているが、前田の復帰により有形無形に厚みが増すことが予想される。

 特に右の本格派、森下にとっては前田の復帰により「戻ってくると広島はもうひとつ強くなる。森下がひと皮むけそうな気がする」と、さまざまな好影響をもたらすと高木氏はコメント。

 仮に日本球界復帰となれば複数球団の争奪戦となることも予想されるが、この点についても同氏は「マエケンはお金じゃないと思うよ。そういうタイプではない」と黒田氏同様の男気が働くとした。

 すでにチームには同世代で仲のいい秋山翔吾も昨年から加入している。チームの快進撃とともに、ファンにとってはオフに向けて、夢が広がる話ともなりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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