電撃的な広島復帰はありえるか “事実上の戦力外”となった前田健太の今後のカギは「契約事情」と「金銭的なリスク」

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37歳にして苦境に立たされた前田。そのキャリアの岐路でカギとなるのは――。(C)Getty Images

 ベテランに非情な宣告が下された。現地時間5月1日、タイガースは前田健太に対してメジャーリーグの出場前提となる40人枠のロースターから外す措置(DFA)を取ったと公表した。これによって37歳の右腕はいわゆる“事実上の戦力外”となった。

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 15年オフにポスティングシステムでドジャース入りを果たしてから10年。節目の年に待っていたのは、シビアな決定だった。

 23年オフにタイガースと2年2400万ドル(約35億円)で合意していた前田は、今季が契約最終年となっていたが、開幕から成績が低迷。「いくつかの微調整をし、適応させようとしたが、彼からは何も出なかったし、結果も出なかった」と語ったAJ・ヒンチ監督からのチャンスも限られ、中継ぎとして7試合に登板して、防御率7.88、WHIP1.88と低調なパフォーマンスに終始していた。

 気になるのは、今後の動静だ。ひとまず前田は、7日以内にトレードされるか、ウェーバーにかけられて獲得を希望する球団があれば移籍、獲得球団がない場合にはFA、もしくはマイナー契約を結ぶことになる。

 ただ、そこには37歳の抱える苦しい現状もある。仮にトレードが実施される場合には、獲得球団が残り契約分の約800万ドル(約11億6000万円)を支払わなければならないのだ。決して小さくない負担額となるため、米球界において“現状のまま”新たに買い手がつくかは不透明とされている。各国球界のありとあらゆる移籍情報を発信している専門サイト『MLB Trade Rumors』は「どのチームもこれほどの金額を引き受けたいとは思わないだろう」と分析している。

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