「UFCは格闘技のトップ・オブ・トップ」古坂大魔王がUFCの魅力を徹底解説!

タグ: , , 2019/4/12

 4月14日(日)UFC 236 in アトランタのメインイベントはライト級暫定王者決定戦。ハビブ・ヌルマゴメドフの長期欠場を受け、現フェザー級チャンピオンのマックス・ホロウェイとダスティン・ポワリエが激突する。ホロウェイは、2階級同時制覇に挑む。ミドル級暫定王者決定戦では、総合格闘技16連勝中の次世代のスター候補イズラエル・アデサニヤとケルヴィン・ガステラムが顔を合わせる。ここでは、アデサニヤの連勝が伸びるかにも注目が集まる。
自身も格闘技経験があり、総合格闘技大好きの古坂大魔王さんに、格闘技との出会い、今回の見どころ、UFCの魅力などたっぷりと話してもらった。

(写真左より)マックス・ホロウェイ、ダスティン・ポワリエ、ケルヴィン・ガステラム、イズラエル・アデサニヤ 写真:Getty Images


ーー4月14日(日)午前11時から放送されるUFC 236にゲスト出演されますが、率直な感想をお願いします
「うれしいですね。髙阪(剛)さんと(堀江)ガンツさんとは以前に格闘技番組をやっていて、みんなで「本編出たいよね〜」と話していました。それでようやく念願が叶いました。それまで僕も色々ありましたから(笑)。なんか色々あると(番組に)出られると実感しました。そして、(イズラエル・)アデサニヤの試合に立ち会えるのは本当に嬉しいです」

ーー総合格闘技についてかなり詳しいですが、総合格闘技との出会いは?
「僕自身は総合が好きで寝技をやったり、グラバカに行ったりしています。高校の頃には総合格闘技同好会を作りました。当時は喧嘩芸骨法とかパンクラスが流行り、修斗がシューティングだった時代です。その時に好きでやっていました。言ってみれば、新日本プロレスからUWFいって、パンクラスを経由して総合にいくという、格闘技好きには分かりやすい経路を辿りました。その中でも特に寝技が大好きです。(寝技には)ロマンがありますので。殴る、蹴るはものすごい練習量と手首の強さ、足の速さ、瞬発力に左右されます。言ってみれば、その部分はアングロサクソン系やアフリカンには勝てないと思います。そこで寝技は、日本人も含めてブラジル人みたいに背が小さくても、引く力とバランスで勝てます。あと、賢さと研究で勝てるのがロジカルで好きでした。自分の趣味はお笑いで、これを仕事にしました。音楽も同じです。格闘技は一生仕事にできないと思っていたので、そういう意味では格闘技はずっと趣味でいたいと思っています」

(写真:WOWOW)

ーーUFCにゲスト出演するのは、ある意味夢を叶えた感じですね
「そうですね。僕が話したことを髙阪さんが分かりやすく説明してくれます。例えば、立ち技で、なぜ入りで太ももを触ったとか、タックルフェイントをなぜ入れたとか細かいところまで詳細に解説してくれますので、髙阪さんの解説は格闘技を見たことない人でも分かりやすいと思います」

ーーお笑いと同じで、格闘技も『ふり』が大事なのですね
「大事です。野球も配球にストーリーがありますよね。ホームランとかは見れば凄さが分かりますが、ライト前のポテンヒットでも褒められることがありますよね。格闘技もそういうところが、髙阪さんとガンツさんの解説があるとすごく分かりやすいです。あと、画質が綺麗です。これは大事です。指の1本1本まで動きが分かります。スマホの小さい画面でなく、テレビの大きい画面で見ないと分かりません。(格闘技を見る上で)指の動きは本気で大事です」

ーーゲスト出演する古坂さんはどのようにUFCの楽しさを伝えていきたいと思いますか?
「僕は、『WOW』を担当します(笑)。テクニック班は髙阪さん、データ班はガンツさん。僕は『WOW』班です。盛り上げ役ですね。あとは、アデサニヤをスーパースターに押し上げる義務もあると思います。どう見ても、アデサニヤはここ最近見た中でのトップスターです」

ーーそのアデサニヤは、総合格闘技16連勝中のスター候補生。ケルヴィン・ガステラムとミドル級暫定王座決定戦を戦います
「これは楽しみです。ただ、相手がガステラムですよね。ガチガチのハメ技をするでしょうね。正直言って、ハメ技が強すぎるとつまらなくなります。以前に、加藤一二三先生に聞いたことがあるのですが、将棋の世界では詰めが固まってくるとみんなそこを成熟して、そこを誰かが壊す。壊すのは意外と、外部の人間のようです。アデサニヤは、ある意味外部の人間だと思います。試合では、アデサニヤがハメをぶち壊し、ガステラムがハメを壊された時の保険をどう組んでいるかが見どころになると思います。そうは言っても、ガステラムと組むと相手はパンチ一発で崩れるので、髙阪さん曰く(ガステラムは)拳と手首に特徴があるのでしょう。そこをアデサニヤがどう捉えるのか。例えばアデサニヤが見たこともないようなKOで勝てば、とんでもないスターになりそうな臭いがプンプンします」

・合わせて読みたい→
『生きる格闘文化財』 総合格闘技 堀口恭司 特集 連載スタート!(https://cocokara-next.com/feature_archive/kyojihoriguchi-feature/)

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム