堀口恭司、4年ぶりの敗戦、キャリア初のKO負けから見直したコンディションづくり

タグ: , , , 2019/10/8

 8月18日に愛知県名古屋市で行われたRIZIN.18で、「総合格闘技史上最高の番狂わせ」と言われる4年ぶりの敗戦、キャリア初のKO負けを喫した堀口恭司選手。敗戦後は、複数の病院、治療院に通うなど回復に努めてきた。

 9月上旬から、生活とトレーニングの拠点としている米・フロリダ「アメリカン・トップ・チーム(ATT)」の施設でトレーニングを再開。同時に、自分の身体やコンディショニングと今まで以上に真剣に向き合い始めた。

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勝つため、強くなるためなら何でも


 2016年1月に練習の拠点をフロリダに移してからは、試合に合わせて日本に帰国するという生活を送っている。

 10時間以上の移動には慣れたものの、「お尻が痛くなるから移動は嫌い。移動中はひたすら寝る。時差ボケ解消も、ただひたすらに寝るだけ。寝れないとホントに困る」と話していた。世界をあっと言わせる強靭な肉体を持つ堀口も、移動の過ごし方と時差ボケには苦戦しているようだ。

 9月上旬にフロリダに戻った直後、堀口はマットレスを購入した。コンディションを良くするための事、強くなるための事は何でも取り入れよう、と考えたようだ。

「寮に元々備え付けであったベッドが柔らすぎて、自分の身体に合うモノをずっと探していて。なかなか良い値段したマットレス(笑)。でも、これで身体の辛さとか疲れとかが取れれば良いなって、奮発して買いました。おかげで今は起きた時の痛みや疲労感が違います」

トレーニング再開。地味なリハビリメニューを黙々と

 8月18日の敗戦後、9月9日に練習を再開したものの、ATTの同僚とは別メニュー。トレッドミルでのウォーキング、ラン。後ろ向きに走ったり、身体の向きを変えたりしながら、黙々と続ける。時にはトレッドミル上で走りながらシャドーも。自重でのスクワット、腕立てなどを中心に、身体の状態、一つひとつの動きを確認しながら汗を流していた。

 軽い技術練習は行っているが、8月18日の試合での脳震盪の影響もあり、まだ打撃練習は行っていないと言う。

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