堀口恭司、リングに戻れる日は「きっと特別な日に」、「コロナ後にこの思いを・・・」
手術から半年。復帰へ向けて、リハビリは順調に進んでいる。
「リハビリセンターの先生によると、かなり早いペースで回復しているそうです。感覚では50%~60%といったところですかね。ただ、自分はステップとかすごく動くので、あれに戻るにはもうちょっと時間をかけないといけないとは思っています。でも、このままいけば絶対できるって確信しています。謎の確信ですけど(笑)。今は6ヵ月ぶりぐらいにやっと走れるようになったので、すごく楽しいです。コーチと一緒に軽いドリル練習も始めました。そういう練習もできるようになってきてはいるんですけど、医者には『本格的な練習はまだ絶対するな』ってキツく言われています。
自身のSNSではジャンプする様子やランニングマシンで走る動画がアップされている。順調そのものに見えるが、その裏には並々ならぬ努力と不屈の心があった。
「正直、痛みや違和感はまだありあります。半年足を使っていなくて、手術以来ぶりに走ったら、走ろうとしても『あれ、あれ?』みたいになって全然走れなかったです(苦笑)。足の使い方を忘れているっていうか、自分ができると思っていたことが全然できなくなっていて。ジャンプとかをした時とかも、怪我した側だけ足の使い方を忘れている感じで、感覚がすごく鈍っていると感じますね。自分の信号がちゃんと通じてないというか。自分が思ったような動かし方を思い出させないとまた怪我をしてしまうので、そこを勉強させている感じです。今は走るのも、ジャンプもできるようになってきています」。
目指すは完全復活。そして手放したベルトを取り戻すこと。そのためには焦りは禁物だ。一歩一歩着実に進める。
「復帰の時期を設定するとそこに合わせようと焦ってしまうので、まだ具体的な復帰プランは考えていないです。コロナの影響によって試合のスケジュールも先が見えない状況なので、この機会をプラスに捉えて、しっかりリハビリに専念したいと思っています」
堀口が怪我のため欠場した2019年大晦日の「RIZIN.20」では、朝倉海とマネル・ケイプが対戦。RIZINバンタム級のベルトはマネル・ケイプの手に渡った。しかし、そのケイプはアメリカのメジャー総合格闘技団体UFCに電撃移籍。
「復帰後はまず朝倉海君とリベンジマッチをやりたいですね。そのあと、ベルトを取り戻しにいきたいです。ケイプと戦いたかったですけど、逃げられた感じですね(笑)。俺とやってからUFCにいって欲しかったですけど、タイトルマッチをする相手は誰でもいいですね。対戦相手が誰であっても、ベルトを取り戻す自信はあります。Bellatorに関しても、時期はいつになるかわからないですが、必ずタイトルを取り戻したいですね」。
世界的に新型コロナウイルス感染拡大の影響でスポーツを開催できない状況。再びリングに上がれる日はまだ先になるが、その日を目指してひたすらに突き進む。
「リングに戻れる日が来たら、『やっとここまで来れた』と感じるんじゃないですかね。きっと特別な日になると思います。先のことはあまり考えていないですけど、まずは目の前のベルトを獲り返すことに集中します。そして、今はコロナの影響で世の中が落ち込んでいる状況ですけど、明るい未来を想像し、コロナが終わった後にはこの思いを爆発させて、日本の格闘技を盛り上げていきたいですね!」
◆堀口恭司 オフィシャルサイト
https://horiguchikyoji.com/
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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]