電撃降格も「自信は変わってない」 角田裕毅との交代を余儀なくされたローソンが心境吐露「あの車でラップをまとめるのは難しい」
「レッドブルで過ごしたあの2戦を振り返った時に、『僕は、あのマシンで本当に苦しんだ。力を失った』なんて風に思うほどのことはない。実際に原因はそうじゃなかったんだ。あの2戦は多くの要素からとても散らかった週末になってしまったけど、自信の面では全然変わっていないと思う」
では、レーシングブルズ復帰後の不振の原因は何か。ローソンは「正直に言うと、タイヤや(マシンの)セッティングに関しては少しトリッキーな年だったと感じている」と持論を展開している。
「基本的にあの車(RB21)でラップをまとめるのは、車の反応の仕方を考えると、少し難しいものがあった。当然、異なる車だから、運転の仕方も異なり、若干違う運転テクニックも必要になる」
レーシングブルズに降格してからもマシンに馴染むための時間を求められた。ローソンは「日本ではかなり寒かったけれど、バーレーンはとても暑かった。タイヤを完璧な形で準備しようとすると、全く異なる作業が必要で、それはシミュレータでは本当に再現することはできないんだ」と漏らす。
それでも「毎日運転するごとにどんどん快適になってきている」と明かすローソン。来る18日に行われるサウジアラビアGPは、1周の平均速度が時速250kmほどという高速市街地コースが舞台となる。その中で苦心の続く若武者が本領を発揮し、ポイントを獲得できるかは興味深いところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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