オコエ瑠偉、一軍定着に必要な「あの弱点」の改善
今シーズンでプロ6年目を迎える楽天・オコエ瑠偉外野手(24)が一軍定着がかかった後半戦で存在感を示している。
今年は2月に左手関節の手術を受けたオコエ。リハビリ期間を経て6月30日のイースタン・ヤクルト戦で実戦復帰すると、調子を上げ、五輪期間中断中のエキシビジョンマッチで大暴れ。後半戦の一軍キップをつかんだ。
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後半戦開幕となった13日からの西武との3連戦で「7番・右翼」として先発出場。2試合連続の先制打を放ち、好調さをキープするなど、チームが首位に浮上するための大事なピースになりつつある。
しかし、そんなオコエには致命的となりかねない「ある弱点」も。それは「守備ですね。広い守備範囲と強肩を誇りますが、少し雑なところがある。特に今年はコロナ禍の影響で9回打ち切りとなっている。各チーム、勝負を早めにしかけてくる中、1点を守る野球がより大事になってくる。いくら打撃が良くても守備が伴わないと、一軍定着は厳しいかもしれない」(球界関係者)。
実際にオコエは15日に行われた西武戦では、5回の第2打席にディクソンへの代打を告げられ途中交代している。これには直前の守備が影響していたとみられる。
4点を追う2回1死一塁から外崎の詰まった飛球に前進するも、結果としてテキサスヒットとなりピンチを広げると、さらに2死一、二塁から森の右翼線への飛球に対しても、捕球できそうな位置まで走りこむもキャッチできず、2点二塁打とした。いずれも自身の近くまで打球が飛んでおり、投手を助け、点差を広げないためにも、懸命なプレーが求められる場面だった。
石井監督は試合後、オコエの交代に関して「深い意味はないです。決まった選手でやっていくより、いろんな選手の状態を整えていかないといけない」と語ったが、懲罰交代とも感じさせられるシーンだった。