楽天・オコエは「現役ドラフト」要員か 登録抹消でささやかれる「去就」とは
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楽天のオコエ瑠偉外野手(25)が1日、出場選手登録を抹消された。
オコエは8月19日に今季1軍初昇格。翌20日のロッテ戦(楽天生命)で初出場を果たすと、6試合で25打数5安打の打率2割、0本塁打、0打点。俊足を生かした思い切りの良いプレーもあったが、肝心の打撃面ではアピールができなかった。
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昇格したときには石井監督も「思い切ってやってほしい」とコメントしていたが、現在5位まで5ゲーム差以内と空前の混パとなっていることもあり、新たな戦力を求め、わずか6試合の抹消となった。
一方オコエにとっては今回の昇格が生き残りを賭けた最後のチャンスだったという見方もある。
「ロマン砲としてこれまで多くの期待を集めてきましたが、近年は故障も多く、本人も納得がいかないシーズンが続いたのではないでしょうか。年も若いし、まだまだ動ける。楽天の現在のチーム事情とはマッチしていない部分もあるので、選択肢をほかに求めたほうが輝けるかもしれない」(放送関係者)
今後の去就に注目が集まる中、一部でささやかれているのは今オフ、初めて実施される見通しとなった「現役ドラフト」だ。同制度は出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる目的で行われるもの。詳細はまだ明らかにされていないが、12球団が指名対象となる2人以上の選手リストを提出し、各球団が獲得する選手を指名していく方式が検討されている。