井上尚弥に屈してから9か月――“悪童”ネリの再起 母国を熱狂させた亀田京之介撃破「醜い出来事を過去のものにした」
試合前にヒートアップしていたネリだが、試合中は冷静な試合運びで亀田を翻弄。さすがの巧者ぶりを見せつけた。そんなパフォーマンスを米メディアも高く評価する。専門サイト『Boxing Scene』は「ネリはイノウエとの試合で喫した敗北から9か月の時間をかけて立ち直った。カメダは絶え間ない攻撃で血だらけになった」と壮絶な打ち合いを制した元世界2階級制覇王者を称えた。
また、同メディアは試合終了後に互いの健闘を称えあった両雄の姿をクローズアップ。「二人は抱き合い、記者会見でネリがカメダを殴ろうとした醜い出来事を過去のものにした」と賛辞も贈った。
印象深い試合で再起戦を白星で飾ったネリ。今後について「俺の目標はスーパーバンタム級4団体統一王者になることだ」とタイトル奪還への野望を隠さない30歳は、ここからどのようなVロードを歩むのか。ふたたび日本人選手の脅威となる可能性もあるだけに、その行方は注目に値すると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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