大谷元同僚が事故死、同乗の元燕・リベロは無事 過去にはフェルナンデス、クレメンテ等も…
エイデンハート
同じく未来のエースと目されながら、若くして亡くなったのがエンゼルスのニック・エイデンハート投手。2009年4月8日、享年22歳という若さだった。
メジャー通算3試合登板と実績はなかったが、エイデンハートは09年開幕先発ローテーションに抜てきされた。開幕3戦目の4月8日のアスレチックス戦に先発し、6回無失点と圧巻の投球。その夜、不幸な交通事故に巻き込まれた。交差点で停車中、赤信号無視の車に突っ込まれ即死。完全なもらい事故だった。
その後、球団はチーム選出の最優秀投手賞として「ニック・エイデンハート賞」を設け、哀悼の意とした。
ロベルト・クレメンテ
古くはロベルト・クレメンテの事故死が知られる。
パイレーツ一筋で18年間プレーし、通算3000安打という名選手。1972年12月31日、大地震で被災したニカラグアへ支援物資を届けるため乗り込んだチャーター機が墜落。38歳だった。
死因もそうであったし、生前から慈善事業に積極的だった。慈善事業を表彰するコミッショナー特別賞が「ロベルト・クレメンテ賞」とあらためられた。今では多くのメジャーリーガーが「MVPよりも名誉ある賞」と口にするほどだ。
事故は不意に、誰にでも襲いかかる。だが、まだ未来のあるアスリートが、突然その命を絶たれるショックは計り知れない。遺族はもちろんだが、多くのファンも深い悲しみに暮れる事となる。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]