「このまま日本ハムにいたら・・・」ロッテの金子誠戦略コーチが語る「日本ハムを離れた理由」
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このオフ、各球団、選手だけではなくコーチの「移籍」も注目を集めている。
今季まで日本ハムで野手総合兼打撃コーチを務めていた、ファイターズ一筋の金子誠氏(47)が来季からロッテで1軍戦略コーチに就任したことも話題を集めている。
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この点について現役時代に共に日本ハムファイターズで主力として活躍した片岡篤史氏(現中日二軍監督)の公式YouTubeチャンネルに25日までに更新された動画に出演した金子氏が率直な心情を語っている。
まずロッテからのオファーを受けた理由に関しては「ファイターズにこのまま残ると甘えちゃうというか、ちょっと色々挑戦をしに行くような気持ちではありますね」と明かした。
一方で、同一リーグへの移籍、また長年ファイターズで過ごしてきたことで周囲から受ける「逆風」も覚悟しているという。
「どうせハムに戻るんでしょ? どうせ、ハムの人でしょ?とか思われるのは覚悟の上です」ときっぱり。
現役、コーチ時代を合わせると29年在籍してきた古巣に別れを告げ、それでもあえて外の世界に身を投じる覚悟を決めたという。そこには日本ハム時代に共にコーチとして苦楽を共にした吉井新監督に感じたシンパシーや、コーチとしてさらに探求したいもの、勉強したい気持ちがあったようだ。
決意の強さを示すように、最初に首脳陣と合流したときには「かゆいところがあったら言って。何でもやるからと」チームに足りない部分があれば、何でも申し出て欲しい、チームのためになりたいと強く訴えたというのだ。