ナショナルズ優勝でクローズアップされてしまったマリナーズの悲しい歴史とは?
マリナーズの絶頂、2000年、2001年
翌年は加入したイチローの首位打者、盗塁王、最多安打、新人王、そしてシーズンMVPに輝く活躍もあり、年間116勝というメジャータイ記録で地区優勝を果たした。最高勝率チームとして挑んだプレーオフ。インディアンスとの地区シリーズを3勝2敗で勝ち抜き、ア・リーグ優勝決定シリーズへ挑んだ。相手はまたもヤンキースで2年連続の同じ顔合わせとなった。
本拠での2試合を連敗スタート。重い空気となったが、敵地での第3戦に14-3と大勝して空気を一変させた。迎えた第4戦。0-0の8回にブレット・ブーンの勝ち越しソロが出たが、その裏にバーニー・ウィリアムズに同点ソロを許す。9回1死、佐々木がソリアーノにサヨナラ2ランを浴び、力尽きた。第5戦は3-12という大敗。シアトルの悲願は、再び常勝帝国の前に消えた。
このシーズンを最後に、マリナーズはプレーオフにさえ進めていない。今季も68勝94敗で3地区制導入後では初めてとなる地区最下位に沈み、18シーズン連続でポストシーズン進出を逃した。
負の歴史はいつになれば止まるのか。港町のファンは首を長くして待っている。そして頂点にあと一歩と迫った戦いの中に、偉大な日本人選手たちの涙があったことは忘れてはならない。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]