原巨人 実は「宝の山」だったか 左腕メルセデスに続き、ポランコがロッテ入りでささやかれる「失策」とは
一方、育成からローテーションピッチャーに成長したメルセデスにしても近年は「5回の壁」が課題とされていた。打者3巡目にあたる6回以降のピッチングで崩れだすことが多かったとあって、この点に関してロッテの吉井監督は「(打者)20人しっかり投げられるようにしといてくれ」とすでに本人に指令を出したという。
この吉井監督方針に関してはこんな声も。
「メルセデスは元々潜在能力は高かったが、今季は走塁ミスなどもあり指揮官に叱咤を受けることも多かった。また勝利投手の権利を得る直前にもったいない四球などを出し降板させられることもあったが、このように明確な目標設定があればまた復活できるのではないか」(同)
新監督となる吉井流「再生工場」に注目が集まっているというのだ。
一方、ポランコ、メルセデスを放出した巨人も積極的な補強を進めている。
巨人は27日、メッツのヨアン・ロペス投手(29)の獲得を発表。キューバ出身で150キロ中盤の速球とスライダーが持ち味の右腕に関しては、同じキューバ出身のメジャーリーガーになぞらえて「右のチャップマン」といわれるほど、高い能力が認められている。
各球団、助っ人外国人の活躍次第で大きく順位が変わるとあって、「成功」するのはどの球団となるか。来季も注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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