ロッテ首位キープ ささやかれる「陰のキーマン」吉井采配が「絶妙」といわれる理由
昨年の出場は2試合にとどまった田村(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
ロッテが快進撃を続けている。24日の西武戦(ZOZOマリン)ではロマン砲、安田尚憲内野手が2発を放つなど、大暴れ。計5発と一発攻勢で西武を11-1と突き放した。
この試合、清宮幸太郎、村上宗隆らと同世代の安田が2打席連続アーチを放ち、プロ最多6打点をあげた。今季でプロ6年目、毎年のように活躍を期待されながらなかなか芽が出ずにいるが、いよいよ本格覚醒が期待されている。
またひそかに注目を集めたのは2回に3年ぶりに一発を放った捕手の田村龍弘にもある。守っては小島和哉、メルセデスを好リードで西武打線を1点に抑えるなど存在感を示した。
プロ入り後、一軍定着以来、毎年70試合以上に平均して出場していた田村も昨年は、若手捕手の積極起用のあおりもあり、わずか2試合の出場にとどまった。しかし球界内では田村のリードは評価されており、昨年国内FA権を取得した際には注目を集めた。
宣言すれば複数球団が獲得に動くと見られた中、田村は吉井新監督の残留要請もあり、権利を行使せずにロッテ残留を決めた。気合を入れるべく、それまでの背番号「22」から、捕手のエースナンバーでもある「27」を球団と交渉の末、手に入れた経緯がある。
1 2