フォーム改造に投手会…笑顔あふれる春季キャンプ 田中将大の今季の復活が確信される「理由」
37歳シーズンとなる今季、どのように復活ロードを歩むのかに関心が高まっている。
一つは現在、取り組んでいるフォーム改造も鍵を握りそうだ。昨年、15勝をマークした菅野智之の再生にも力を貸した名伯楽、久保康生巡回投手コーチと二人三脚でキャンプ初日から熱心に取り組んでいる。重心移動やリリースポイントの改善などを意識したところ、投球に早くも手ごたえを感じているとされる。
もともと制球力に優れ球の出し入れに定評のある田中に改造したフォームが実れば、直球の球威も戻り、変化球の精度も増すと見られる。
そしてベテラン右腕の背中を押す存在となるのは、田中を慕う後輩投手陣の存在も大きいだろう。元々男気あふれる性格。ヤンキースでエースを務めながら、日本球界のために再び楽天に帰ってきた経緯もある。阿部慎之助監督も抜けた菅野にかわって兄貴分としての役割も期待している。
入団会見のときに日米通算200勝まであと3と迫っていることを聞かれ、「3勝で終わるつもりはない」と強く言い切ったことも自信の現れ。
果たして背番号11が東京ドームでどんな投球を見せてくれるのか。G党も楽しみなシーズンとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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