楽天打線に「マー君恐怖症?」田中に援護なく2ケタ勝利絶望
「マー君、神の子、不思議な子」
楽天入団1年目の07年、当時の野村克也監督が、点を取られても味方打線がたびたび取り返すため、勝ち運に恵まれた田中を形容した言葉だった。24勝0敗と神がかった活躍で楽天を初優勝に導いた13年の援護率は「6.08」。防御率「1.27」も圧巻だったが、おつりがくるほど十分な援護も受けていた。
メジャーの活躍でスーパースターとなり、日本復帰した今シーズン。「マー君」と呼んでかわいがってくれた先輩はいなくなり、多くの若手にとって田中は伝説のような存在だ。偉大すぎる先輩の登板時「野手は知らず知らずにプレッシャーを感じている」とチーム関係者。勝ちがつかないことで田中がさらに気合を入れ、マウンドで鬼の形相になればなるほど味方が萎縮し、本来の打力を発揮できない悪循環に陥っている。
田中に勝ちがつかないのは、田中が悪いわけではない。楽天打線が「マー君恐怖症」を払拭しない限り、8年ぶりの頂点を勝ちとることはできないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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