「初登板時の希望は、すっかりかき消された」またも序盤KOで登録抹消の田中将大 韓国からシビアな評価「悠長にかばう余裕はない」

田中は苦しいマウンドが続き、今季3度目の登録抹消となった(C)産経新聞社
大台が目前も苦しいマウンドが続く。
巨人の田中将大は5月1日、東京ドームでの広島戦で今季3度目の先発マウンドに登った。通算199勝目を見据えての登板だったが立ち上がりを打ち込まれ初回で3失点、3回を投げ終え交代を告げられている。チームは延長戦の末、4-3で勝利しており田中に勝敗はつかなかったが、前回に続き不安定さが目立った。
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初回、田中は2死後から5連打、打者3人に続けて適時打を許すという苦しいピッチングで、計25球を投じている。その後は失点こそ防いだものの、2回にも矢野雅哉、野間峻祥に連打を浴びるなどリズムに乗れず。3回には2つの四球を出し、さらに野間にこの日3安打目を打たれるなど、立ち直りの兆しも見えないままの投球が続いた。
2回6失点で黒星を喫した4月17日DeNA戦の前回登板同様、KOでの降板となってしまった田中。200勝への期待感、そして圧倒的な知名度もあるだけに、不本意な結果に藻掻くベテランの姿には海外からも視線が注がれている。
韓国メディア『スポーツ朝鮮』が5月2日、田中の広島戦のピッチングをレポート。被安打が8に上った内容について、「直球の球速は戻らず、前回登板に続き制球も定まらなかった。ストライクゾーンの真ん中に球が集まり、まるでバッティング練習のようだった」などと報じている。