【巨人】山崎伊織、セ・リーグ新記録樹立の裏で”独り立ち”期待 もう1人の「桑田チルドレン」

19年ドラ1右腕の堀田の本格覚醒も期待されている(C)産経新聞社
まさに若きエースと呼ぶにふさわしい快投だった。
開幕から無失点記録を続けてきた巨人・山崎伊織が4月30日の広島戦(東京ドーム)に先発。7回112球、5安打6奪三振無失点で、開幕から「35イニング連続無失点」をマーク。セ・リーグ新記録を達成した。
【動画】緩急自在!山崎が開幕から35回0封の圧巻ピッチングシーン
相手先発、大瀬良大地との投手戦となる中、7回二死一、二塁のピンチにも代打で出た堂林翔太にフォークで空振り三振に打ち取るなど、粘り強く投げ、点を与えなかった。
お立ち台では「ゼロでいけたことは嬉しいけど、本当に試合で勝てたことが嬉しい。最高です」と声を弾ませた。
東海大4年時にトミー・ジョン手術を受けながら長いリハビリ期間も経て、ここまでたどりついた。プロ5年目、27歳シーズンで才能が大きく開花しようとしている。
また山崎の快投でひそかに本格覚醒が期待されているのは、同じトミー・ジョン手術組の堀田賢慎にもある。
堀田といえば、今季快進撃を続ける山崎と同じく入団直後にトミー・ジョン手術を行い、長いリハビリ生活を経て、復活。また現在二軍監督を務める桑田真澄氏が入団時から目をかけ、同氏の薫陶を受けてきた「門下生」でもある。
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