勝利の立役者となった巨人“第3の捕手”に「出番が少ない中ほんまにようやったよ!」88年ぶりの不名誉記録を回避

岸田が値千金の決勝適時打で勝利の立役者となった(C)産経新聞社
巨人が4月27日、甲子園球場で行われた阪神との3連戦での3戦目に2-1と勝利した。巨人は阪神相手に1948年以来77年ぶりとなる開幕5戦5敗を喫していた。この日も敗れれば開幕6戦6敗で1937年以来88年ぶりの不名誉な記録を作るところだった。
【動画】巨人“第3の捕手”が値千金の適時打!阪神戦の連敗止めた
勝利の立役者となったのは、プロ8年目の岸田行倫だ。巨人は阪神のドラフト1位ルーキー伊原陵人から3回に吉川尚輝の二ゴロで1点を返して1-1。同点のまま迎えた終盤9回に、先頭のトレイ・キャベッジが二塁打で出塁。犠打で一死三塁とし、代打で登場した岸田が岩崎優から左前へ決勝の適時打を放った。
岸田はこれが今季初打点となり、阪神戦の連敗もストップ。SNS上では「やっと勝てたよー」「岸田行倫のタイムリーは値千金のものでしたな」「出番が少ない中ほんまにようやったよ!」「あんたが大将、岸田行倫」とファンの喜びの声であふれていた。
今季はFAでソフトバンクから甲斐拓也が加入。その甲斐が攻守でチームを引っ張る中、今季14試合に出場している2番手捕手には大城卓三も控えており、必然的に岸田の出番は減少した。今季はこの日を含め6試合で打率.250の成績だ。そんな“第3の捕手”である岸田が、チームを救う一打で勝利の立役者となった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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