燕・石川 「球速だけがピッチングじゃない!」ベテランの円熟味あふれる投球術とは
23日の阪神戦(神宮)に先発したヤクルト・石川雅規投手(42)は6回3安打無失点で今季初勝利。入団1年目からの21年連続白星は史上3人目、左腕では史上初の快挙となった。
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この日は初回こそ立ち上がりをとらえられ、連打と四球で一死満塁のピンチを迎えるも内と外を丁寧に投げ分け、無失点で抑えると波に乗る。2回から4回まで三者凡退に抑え、危なげないピッチングで試合の流れを作った。
援護したのは同じくベテランの青木だった。4回にウィルカーソンの直球を右翼へ運び今季1号ソロをマーク。ロッカーも隣どうし。共に開幕後、なかなか結果が出ないことで、励まし合う仲でもあった。
試合後のヒーローインタビューでは「石川じいさんのために頑張りました!」と青木が声を張り上げると、石川も「青木おじさんが打ってくれたので気合が入りました!」と絶妙のかけ合いで球場を沸かせた。2人併せて82歳のベテランコンビで価値ある勝利をモノにした。
石川はこの日の勝利で。入団から21年連続勝利をマーク。同記録は史上3人目、左腕では初の快挙となった。
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