苦心のソフトバンクは野手4人で1本塁打の惨状 いま日本に来る助っ人へ届けたい元最強打者の“金言”
活躍が見込める助っ人を探すうえで、偉大なる先人の“金言”はヒントになるかもしれない。かつて阪神で活躍し、2010年には当時にイチローが保持していたシーズン最多安打記録を更新(214安打)したマット・マートンは、21年にMLB公式サイトのインタビューで「日本に来る選手は配球や投球についての考え方やメンタリティを完全に変えないといけない。その逆もしかりだ」と語っていた。
「アメリカでは1-0、2-1、3-1といった打者有利のカウントになれば、速球を狙うことができる。だけど、日本では正反対。彼らはそういったカウントで変化球を投げることをいとわない。速球を投げるのは0-1や1-2といったカウントなんだ」
「スプリットやフォークの“奥行き”を理解すること、それを乗り越えることが僕にとって史上最大のチャレンジだったかもしれない。日本での1年目のキャンプでそれができず、僕はいいパフォーマンスができなかった。もちろん批判も受けたよ。でも、振り返ってみると、あそこで成功の糸口を見つけることができなかったら、キャリアは早々に終わっていたかもしれない」
もちろん、チーム状況やサポート体制も異なるため、一概にヒントになるかはわからない。それでも阪神在籍6年間で通算1020安打をマークし、日本球史に名を刻んだ名助っ人の言葉は、新助っ人にとってこれ以上にない助言になるのではないか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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