タイトル5連覇に挑むフェルスタッペン 苦戦予想の中で“王者の精神力”を強調「メンタリティこそが強み」

5度目のチャンピオンを目指すフェルスタッペンが意気込みを述べた(C)Getty Images
2025年のF1シーズンでは、ドライバーズタイトル5連覇が懸かるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のパフォーマンスが見どころの1つだ。圧倒的な強さを誇った2022年、2023年シーズンから一転、昨年は中盤以降にチーム自体が失速し、最終盤で辛くも王座防衛を決めた。マクラーレンやフェラーリといった上位チームのドライバーの台頭もあり、今季フェルスタッペンの5度目のタイトル獲得への戦いは、一層厳しさを増すことが予想されている。
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だが苦しんだ昨年後半戦の中でも、土壇場で王者としての強さが光ったレースもあったことも事実だ。それ故、新たなシーズンでもフェルスタッペンがチャンピオン候補の筆頭であると位置付ける声も、絶えず聞こえてきている。
米メディア『THE SPORTSRUSH』が2月16日、今季の王座争いを展望するトピックを配信した。同メディアは「F1のような競技では、どれだけ優れたドライバーでも、速いマシンがなければ成功するのは難しい」として、レッドブルの優位性はこれまで以上に少ないと見通しながらも、「しかし、フェルスタッペンは昨シーズン、問題を抱えたマシンでも十分な結果を出せることを証明した」などと綴っている。
その上で、「象徴的なレース」の1つとして第21戦サンパウロGPを挙げており、フェルスタッペンはペナルティにより17番グリッドからのスタートとなったこのレース内容を、「大雨のコンディションの中で驚異的な走りを見せ見事に優勝を果たした」と振り返る。